20110812

愛するのも怒るのも同じ距離




ダチョウ倶楽部のコントで、喧嘩腰で2人が睨み合いながら近づき、キスをするというものがある(YouTubeで動画見つからなかった)。なんとなく面白いなぁと思っていたのだけど、なんで面白いのかわからなかったから、人類学の視点で考察してみた。

「Personal Space(パーソナルスペース)」という心理学用語がある。人類学者エドワード・ホールによると距離は以下の4つに分類できるそう。
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1・密接距離(intimate distance) :0cm~45cm・身体に容易に触れることが出来る距離
・家族、恋人など、ごく親しい人がこの距離にいることは許されるが、それ以外の人がこの距離に近づくと不快感を伴う

2・固体距離(personal distance) :45cm~120cm
・二人が共に手を伸ばせば相手に届く距離
・友人同士の個人的な会話では、この程度の距離がとられる

3・社会距離(social distance) :120cm~350cm
・身体に触れることは出来ない距離
・あらたまった場や業務上上司と接するときにとられる距離

4・公衆距離(public distance) :350cm以上
・講演会や公式な場での対面のときにとられる距離
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一番近い距離にあるのが、「最も親しい2人」か「負の感情を持つ2人」。ダチョウ倶楽部の喧嘩キスコントは、一瞬でこの「マイナスな関係」が「プラスの関係」になるのがおもしろいのかなぁ。

それにしても、「どうぞどうぞ」といい、ダチョウ倶楽部は人を巻き込むコントが多いですね。

20101011

村上春樹と東京ガス





村上春樹のインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』を読む。

これまで村上春樹のインタビューつまり小説以外の文章を読んだことが、ほとんどなかった。
エルサレム賞スピーチぐらいだろうか。


500ページ近くあっていくらインタビュー本とはいえ、なかなか読み終わらないわけですが、これまで読んだなかで、「ああ、これはいい話だ」と思ったところを一部抜粋。

「『海辺のカフカ』について簡単に教えてくださいますか。」という質問に対して。

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これは十五歳の少年の話なんですが、僕にとっては賭けでした。これまでの登場人物はたいてい二十代か三十代ですから。僕は考えました、今度はどうしよう。五十代か、それとも少年か。それで後者の可能性を選んだんです。少年について書くことは素晴らしいことでした。僕自身が十五歳だった日々に戻ることができたんです。その頃の記憶は鮮明で新鮮だったので、本の空間においても、少年の眼で世界を見ることができました。作家であることの素晴らしさですよ。本気で願うなら、誰にでもなることができるんです。そして、もし十五歳のときに感じていたことを、僕自身が本当に経験できたなら、読者もまた同じ経験をし、この感情を共有することができる。それは、物語からの最高の贈り物です。僕が生きるのをそれは助けてくれます。僕らの存在はときにあまりにも孤立していますが、物語があれば、もう一人ではありません。僕らは、心と心で、精神と精神で伝えあうことができるんです。それはいつでもやって来るというようなものではありませんが、しかし、そういったことが生まれるのはたしかです。何にも替えがたい力ですよ。
p.165
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もう、10年前になるのか、15歳。

と、ここまで書いてもはや村上春樹のことはどうでも良くなり、
ふとこのCMを思い出す。

何度観ても、最後のところで涙が。


東京ガス CM 家族の絆・お弁当メール篇



村上春樹と東京ガス、か。

20100808

フジファブリック『夜明けのBEAT』



フジファブリック『夜明けのBEAT』のPVがかっこ良すぎる。
※YOUTUBEの埋め込みコードが取得できないので、URL直打ちで。
http://www.youtube.com/watch?v=-TXWkfV3K9s

曲の疾走感はもちろん、「バクバク鳴ってる~」のバクバク感はもちろんのこと、森山未来の身体表現が半端ない。舞台観に行きたくなった。

フジファブリックがこれからどうなっていくのか、未だに少し悲しい気持ちで眺めてる(昨年最後の記事で書いた)。これまでの曲あまり聴いたことないけど、ここらへんは好きだな。たぶん中学生ぐらいのときに出会ってたら、チャリ乗りながらMDで繰り返し聴いて、「志村さいこー」とか叫んでたんだろうな。