20171103

Nuwara Eliya ヌワラエリア@スリランカ

スリランカで紅茶の栽培が始まったのは、大英帝国の植民地だった19世紀。もともとスリランカではコーヒー栽培が盛んだったけれど、害虫被害で壊滅。そこで、すでに隣国の植民地インドでの紅茶栽培に成功していたイギリスは、当時の「セイロン島」、現在のスリランカへ紅茶栽培を持ち込み、見事に成功した。中学高校時代にバカみたいに毎日飲んでいたリプトンの創業者トーマス・リプトンは、このセイロン島での紅茶栽培で成功した1人。最初は紅茶の買い付けをしていたが、1890年代にこのセイロン島で紅茶栽培を始め、茶葉をティーパックにして販売するスタイルで、リプトンは世界的なブランドになった。

スリランカでは国中で紅茶が栽培されているが、中でも最も標高の高い産地が、「Nuwara Eliya(ヌワラエリア)」だ。高品質なヌワラエリアの紅茶は「セイロンティーのシャンパン」との異名を持つらしい。

9月のヌワラエリアは、部屋では暖房が欠かせないほど、さむかった。