20101011

村上春樹と東京ガス





村上春樹のインタビュー集『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』を読む。

これまで村上春樹のインタビューつまり小説以外の文章を読んだことが、ほとんどなかった。
エルサレム賞スピーチぐらいだろうか。


500ページ近くあっていくらインタビュー本とはいえ、なかなか読み終わらないわけですが、これまで読んだなかで、「ああ、これはいい話だ」と思ったところを一部抜粋。

「『海辺のカフカ』について簡単に教えてくださいますか。」という質問に対して。

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これは十五歳の少年の話なんですが、僕にとっては賭けでした。これまでの登場人物はたいてい二十代か三十代ですから。僕は考えました、今度はどうしよう。五十代か、それとも少年か。それで後者の可能性を選んだんです。少年について書くことは素晴らしいことでした。僕自身が十五歳だった日々に戻ることができたんです。その頃の記憶は鮮明で新鮮だったので、本の空間においても、少年の眼で世界を見ることができました。作家であることの素晴らしさですよ。本気で願うなら、誰にでもなることができるんです。そして、もし十五歳のときに感じていたことを、僕自身が本当に経験できたなら、読者もまた同じ経験をし、この感情を共有することができる。それは、物語からの最高の贈り物です。僕が生きるのをそれは助けてくれます。僕らの存在はときにあまりにも孤立していますが、物語があれば、もう一人ではありません。僕らは、心と心で、精神と精神で伝えあうことができるんです。それはいつでもやって来るというようなものではありませんが、しかし、そういったことが生まれるのはたしかです。何にも替えがたい力ですよ。
p.165
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もう、10年前になるのか、15歳。

と、ここまで書いてもはや村上春樹のことはどうでも良くなり、
ふとこのCMを思い出す。

何度観ても、最後のところで涙が。


東京ガス CM 家族の絆・お弁当メール篇



村上春樹と東京ガス、か。

20100808

フジファブリック『夜明けのBEAT』



フジファブリック『夜明けのBEAT』のPVがかっこ良すぎる。
※YOUTUBEの埋め込みコードが取得できないので、URL直打ちで。
http://www.youtube.com/watch?v=-TXWkfV3K9s

曲の疾走感はもちろん、「バクバク鳴ってる~」のバクバク感はもちろんのこと、森山未来の身体表現が半端ない。舞台観に行きたくなった。

フジファブリックがこれからどうなっていくのか、未だに少し悲しい気持ちで眺めてる(昨年最後の記事で書いた)。これまでの曲あまり聴いたことないけど、ここらへんは好きだな。たぶん中学生ぐらいのときに出会ってたら、チャリ乗りながらMDで繰り返し聴いて、「志村さいこー」とか叫んでたんだろうな。



20100725

GONAVU@吉祥寺フリマ

 
GonちゃんとAVU君が最近作ったものをフリマに出しているとのことだったので、
吉祥寺へ。

久しぶりに会ったけど、おもしろいもの作ってるね。
ちょっとだけ紹介。

Gonちゃん久しぶりの切手。

お兄ちゃんのピックをパクって作ったという家族愛が込もった一品。
なんかに着ける予定。

HPはこちら↓
以前のデザインからリニューアルして、よりかわいらしくなっております。
dorothy vacance
http://dorothyvacance.com/







そしてAVU君が作っていたものは、こんな感じ。

革のスカートをリメイクしてバッグにしたもの。
色々な想像力が膨らむいいバッグだと思います(AVU君曰く、blue eyesのロシア美人がはいていたとのことです。セクシー)



プリントから自分で作ったとのペンケース。
真ん中の羽根の色が何色かあって悩んだんだけど、Gonちゃんが「小林君は黄色がいいと思う」とのことで、黄色に。

これからもかっこよくてセクシーなものを作っていってくれたら嬉しい。
HPはこちら↓
Jane,
http://www.jane-jane.com/



いいもの作るデザイナーがデザインでメシ食っていけるようにするのが仕事なので、
二人に会うと色んなこと考える。

なんかあっても、なんにもなくても、
お茶しましょ。

20100505

フセイン・チャラヤン- ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅

 
東京都現代美術館へ。

Hussein Chalayan from fashon and back
フセイン・チャラヤン- ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅


チャラヤンの表現は、従来のファッションという枠にはとどまらず、アート、建築、デザイン、哲学、人類学、科学といった複数の領域を横断して展開します。その根底にはあるのは、私たちを取り巻く環境への批評的眼差しであり、とりわけ、テクノロジーや移動、文化的環境によって、身体およびアイデンティティがどのように変容するのかを服を通して探究してきました。こうしたテーマは、南北に分裂したキプロスの国境地帯で生まれ育った彼にとって、きわめて現実的な問題だったといえます。また、グローバル化時代に生きるわたしたちが共有する今日的な問題ともいえるでしょう。分断されてしまった土地に住む恋人に、自分が着た紙のドレスに手紙を書き、送れるようにしたエアメール・ドレス、バーチャルとリアルな肉体の狭間でゆれる私たちのリアリティを反映した映像が移ろうLEDドレスなど、それは今日的な問題を反映しながらロマンティックな想像力の輝きに満ちています。



美術館の展示で映像作品が多いと、得てして眠くなって首がっくんてなりがちだけど、
全く首落ちなかった。

例えば、このコレクション。

Hussein Chalayan Autumn Winter 2000
“Afterwords”


《アフター・ワーズ》は難民の苦境、そして戦時中に突然わが家を強制的に去らねばならない恐怖から着想を得たコレクションである。チャラヤンは、自身の家族を含むトルコ系キプロス人が、1974年国が南北に分裂する以前に、キプロスで民族浄化にさらされた過程を考察したことをきっかけに本作品を制作した。このコレクションは、そうした苦難に直面して家を離れる際に、所有物を隠そうとするのか、あるいはいっしょに持ち去りたいと切望するのか、その心理を探ったものである。リビングにはモダンな様式の椅子と円形のコーヒーテーブルが置かれ、そこでは服が椅子のカバーに、スーツケースが椅子に、そしてスカートがテーブルにそれぞれ姿を変える。


言葉で説明するとありきたりな発想に思えるけれど、作品の静的な部分とモデルの無表情が手伝って、チャラヤンが表現したかったであろうことが、すっと伝わってくる。

この作品の次の次にあった『Absent Presence(不在の存在)』も非常によかった。
たぶん今年観た映像作品のなかでベスト。

作品の説明はこんな感じ。
この短篇映像作品は、テロリズム問題にまつわる不安感情と被害妄想を扱ったもので、入国管理の“厳格化”政策が導入されたことに起因する、外国人に対する疑念に着想を得ている。チャラヤンは、制度が将来どのように個人を尋問することになり得るのかというシナリオを描いた。ティルダ・スウィントン演じる生物学者が非英国人の女性たちに服を寄付するよう促し、その服から、彼らのDNA配列を調べるために細胞を検出する実験を行う。一連のアニメーションによって、寄付をした女性たちがどのような外見なのかが表現される。このデータは、匿名の服の提供者と実際に面接することによって、分析結果の正確性が検証されることになる。




総じてチャラヤンの作品は、純粋に服のデザインだけを観てもいいなぁと思うけれど、そのデザインが映像という建築的なストーリーによって意味を担保されていて、いわゆるファンタジーのような物語性とは別の“物語性”が感じられた。こうゆう観方がいいのかわからないけれど、ファッションのプレゼンテーションとして極めて優れてます。感服。

頑張って一言で表現するなら、
「ファッションという夢を見た論理」と言ったところでしょうか。


洋服が好きな方、それからファッションでお仕事してる方におすすめです。


併せてこちらのインタビューを読んでも面白いかも。
『ファッションとアートのボーダー上を歩くには』
フセイン・チャラヤン インタビューby 林央子
http://www.veritacafe.com/art/2010/04/1731/


フセイン・チャラヤン-ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅

会期:2010年4月3日(土)〜6月20日(日)
休館日:月曜日(ただし5月3日は開館、5月6日は休館)
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F
観覧料:一般 ¥1,200

20100410

Justin Bieber - Baby ft. Ludacris

すっがすがしい曲。たぶん“若さゆえの無邪気さ”がそうさせるのかなぁと。

Justin Bieber - Baby ft. Ludacris

20100326

「鍋をグツグツコトコト煮込んでやりたくなる雑誌」に



お友達の写真が、『ku:nel 』(マガジンハウス発行) 2010年3月20日発売号「料理上手の台所」
の表紙と、中身の「料理上手の台所・パリ編」にて8ページほど掲載されています。




http://magazineworld.jp/kunel/


テーマとか被写体の方々の人柄のせいかもしれませんが、
写真を撮った友達自身の「ちゃんと生活している人だなぁ」、
という雰囲気が伝わってくる気もしています。
勝手な想像(妄想)ですが。笑

これまで存在は知っていたものの読んだことがなかった雑誌ですが、
休日の昼下がりに夕食に向けて、
鍋をグツグツコトコト煮込んでやりたくなる雑誌です。

本屋さんやコンビニでぜひ手にとってみてください。

20100323

校長先生のお話

最近Twitterをわりと日常的に使うようになったり、
今日、NHKの特番「激震 マスメディア ~テレビ・新聞の未来~」を観たこともあって、
ざっくりというと「情報」について思いを巡らす時間が増えた。

「情報」についてはたくさんの切り口があると思うんだけど、
ここで触れてみたいのは、
「情報の発信者と受信者の間に人が入ること」について。

例えば今日のNHKの特番でも、合間合間に司会者の方が、
「ではTwitterで寄せられている意見を一部取り上げてみましょう」と言って、
いくつか読んで紹介していたけれど、リアルタイムで特番のハッシュタグを追っていた自分としては、
「その意見より、こっちの意見の方が的確でしょ?絶対放送できないけど笑」みたいな具合で、
要するにその仲介は必要ないものだった(NHKのスタンスを知る上で、どのコメントを取り上げたかは良い手がかりになるかもしれないし、番組として成立させるために必要だったとは思うけど)。

でも、情報の仲介者が必ずしも必要じゃないとは限らない。
というのは、仲介者がいることで、人は「まじめになる」から。

思い出したのは、小学3年生ぐらいの頃の朝礼の自分。
朝礼での力の抜きどころ(ふざけどころ)も分かってきて、一番ふざけたくなるのが、校長先生の話。
内容がつまらないのは毎度のことだけど、そこですぐに遊びだすのが子供のお茶目なところ。
校長先生の「え~」の回数を数えたり、「例えば~」の回数を数えたり、内容とは関係のない表層をひたすらすくい続けていた。
この感覚でいまだに残ってる気がすんだよな。
眼科の待合室で国会中継観てても、内容よりも瑣末なことばっか気になるし。TVで垂れ流しの情報みてるより、ウェブだったり、新聞だったりで読んでいるときのほうが、ちゃんと内容を理解しようとしている気がする。

とまぁぐだぐだ書きましたが、ほおっておくとふざけだしてしまうので、
しっかりした大人になるまでは情報を仲介してくれて大丈夫ですよ、ってことです。
その仲介が偏ってるかどうかは、他のメディアと比較して検討しますから。

それにしても校長先生の話、小・中・高でひとつも覚えてない。

お天気の日の猫みたいな

連休の2日目に青山ABCで衝動買い。

ただいま おかえりなさい
戌井昭人
ヴィレッジブックス
売り上げランキング: 180743


決め手は、いしいしんじが帯に書いている「合法的に頭のなかに青空が広がります」という言葉。
グリム童話のように何かふかーい物語な気もするけれど、それは考えすぎな気もして、かといって何も中身がないかとういうと、ふとしたときに「あ、あれこうゆうことだったのかな」なんて思い返させられてしまったり。

まるで、お天気な日の猫みたいな本です。

これまたいしいしんじとは反対側の帯で川上未映子が、
「眠るとき、目覚めているときに、いつだって、この本の世界に戻ってゆけるようにって、枕もとに置いていますだいすきです。」と書いているように、すっと風が通るような気持ちの良い本。

ただ眠るときは良いにしても、目覚めたときに読んだら、きっと二度寝してしまったり、出かけるのが面倒になってぬくぬくしてしまうから、眠りにおちる直前に、さっとできるだけ布団から遠くのほうへ追いやっておくことをおすすめします。

イラストもりもりだし、こどもでも楽しめるかも。

20100206

{Jane,}

 
お友達のAVU君が、
メンズのブランド{Jane,}をスタートしました。

http://www.jacopodevismaccoy.com/jane.html

リメイクだったり、シャツ、アクセ、バッグ、ジーンズ、それからマスクだったりを作っていくみたいです。AVU君からは、Janeの構想段階でお話を聞いていただけなので、また話を聞いてみたいのですが、サイトにも書いてある「THE EMPTY CAGE」がイメージソースなのでは、と思っていたりします。

ファストファッションは便利で好きだけれど、
AVU君が作ったシャツみたいに、「これかっこいいっしょ」という雰囲気を持っている服も大好きです。

Janeのスタートを祝って、ささやかではありますが、イタリアの仮面屋さんに書いてあったひと言を贈りたいと思います。

“People rarely tell the truth but give them a mask and...they will”

応援してます。

{Jane,}
http://www.jacopodevismaccoy.com/jane.html

 

20100130

魚のかたちをした都市で。

 


 「ヴェネツィアに住む人々は、独特な人格に必然的に変わらざるを得なかったであろう。ヴェベツィアが、他のどこの都とも比較しようのない都であるということに似て」(ゲーテ)


今回の出張はミラノが中心で、ヴェネツィアは1日半の滞在。
ヴェネツィアの街に関する知識は、塩野七生の『海の都の物語』を少し読んだときに覚えたものぐらいしかなく、大学時代に覚えたヴェネツィア派の画家が画風も、ヴェネツィア派の筆のタッチよりも遥かに軽くしか頭に残っていなかった。

今いちどwikipediaで「ヴェネツィア」について調べてみると、
こんな風に書かれている。
 ヴェネツィア(/veˈnɛʦja/(IPA)、イタリア語:Comune di Venezia)は、イタリアの北東部に位置するコムーネ。ヴェネト州の州都、ヴェネツィア県の県庁所在地である。
中世にはヴェネツィア共和国の首都として盛えた都市で、「アドリア海の女王」「水の都」「アドリア海の真珠」などの別名をもつ。
英語では「Venice」と呼ばれ、これに由来して日本語でもヴェニス、ベニスと呼ばれることもある。


そうだそうだ、フィレンツェは「花の都」と呼ばれ、
ヴェネツィアは「水の都」と呼ばれているのだった。

泊まったホテルは、都の中央を通る大運河「カナル・グランデ(Canal Grande)」沿いにあって(冒頭の写真はホテルの部屋から撮ったもの)、夜部屋にもどったとき、それから朝起きたときに窓から外を見てみると、「街全体が水の上にぷかりと浮かんでいる」と形容するのが、一番ふさわしいように思えた。

それこそ、「家がお菓子でできていたら良かったのに」というような勢いで、「道が水でできている」のだ。

しかし、『地球の歩き方』でヴェネツィアの歴史をかいつまんで勉強してみると、「水の上に浮かんでゴンドラがぷかぷかと行き交う素敵な街」なんていう表現は、実際のヴェネツィアにまったく合わないことが分かる。

これについては塩野七生が著書のタイトルをつけるにあたり、
『水の都の物語』ではなく、『海の都の物語』にした理由について述べているが、ぼくがヴェネツィアの歴史を頭の片隅に放り投げてから、街を歩いて感じたのは、この感じである。

水という文字が与える印象は、静的で、動くといっても、いちように同じ方向に静かに流れていくという感じをもってしまう。しかし、ヴェネツィア共和国の歴史は、それとはまったくちがって、複雑で多様で、おそろしいくらいの動きに満ちていたのだ。(中略)私は、ただ単に水の上に町をつくった人々を書くのではなく、海に出ていくことによって生きた人々を書こうとしている。


5世紀、フン族に追われて本土から潟(ラグーナ)に逃げ込んだウェネティ人は、
「魚しかない場所」を「アドリア海の女王」と称される場所への変えた。

周りには海しかない場所で生き抜くために、
彼らは何を考え行動したのだろうか。
それからカーニバルの仮面の由来も気になる。

まぁ焦ることはない。
塩野七生の本でも読んでみよう。

海の都の物語〈1〉―ヴェネツィア共和国の一千年 (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
売り上げランキング: 48657

20100117

カールじいさんの空飛ぶ家



観てきました。「カールじいさんの空飛ぶ家」。

観終わったときに思わず出たひと言は、
「なんか幸せな気分だー」。

上映時間の関係で、字幕ではなく吹替で観たんですが、
観終わって記憶に残っているのは、音よりも映像。
(ちなみに3Dではなく2Dで観ました)

カールじいさんと奥さんの半生を振り返るシーンは、
何度観ても幸せな気持ちになれるだろうなと思います。


ぜひどうぞ。

意思決定とリスク

 

ドラッカーの本から。

創造する経営者 (ドラッカー名著集 6)
ピーター・F・ドラッカー 上田 惇生
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 85505


ドラッカーの本は、自分の過去の仕事を思い浮かべながら読むと、
楽しい講義を受ているときのような気分になるので、とても好きです。

さて、今日読んだのは、世界最初の事業戦略書と呼ばれている『創造する経営者』。

以下、とくに気になった、
1、意思決定(優先すべき領域)
2、リスク
---------------------
1、優先すべき領域
・明日の主力製品とシンデレラ製品
・明日の主力製品に明後日取って代わるべきもの
・新しい重要な知識
・流通チャネル

2、リスク

●4つのリスク
・負うべきリスク
・負えるリスク
・負えないリスク
・負わないことによるリスク

●リスクの選択について
・リスクを小さくすることではなく、機会を大きくすることに焦点を合わせる
・大きな機会は、個別に分離して検討するのではなく、一括して体系的にそれぞれの特性を中心に検討する。
・事業に合致する機会とリスクを選択する
・目の前にある改善のための易しい機会と、革新のための、事業の性格を変えるような長期的で難しい機会とのバランスをとる。
---------------------

とくに、
「リスクを小さくすることではなく、機会を大きくすることに焦点を合わせる」というのは、過去1年の仕事を振り返ってみると、足りてない部分だった。

信じれるものには、しっかりリスクをとって攻めよう。

20100115

Google、ブレてない。



天安門事件の「戦車の男」、中国で閲覧可能に グーグルの検閲中止発表後


短期的な利益のことを考えたら、
中国からの撤退なんてありえないけど、
Google がミッションに掲げている、
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」を達成するためにも、今回の判断は必要だったと思う。

今後どのような動きが起きるか分からないけれど、
今回のGoogleの判断は、ブランディングの観点からも正しいと思う。

20100114

1歩め、2歩め


-------------- 
だれにだって、1歩めなら、かならず登れる。
で、1歩めを登れたら、
きっと2歩めを踏み出せるでしょう。

だから、やろうと決断したら、
途中でやめたことは、いちどもないんです。

ぜんぶやるんです、かならず。
--------------

原丈人さんの言葉。

ついつい、どうやったら一気に木の上に登れるかなぁって考えてしまったりするけれど、
1歩め、そして2歩め。
そんな気持ちを忘れないようにしないと。

20100112

ありがたいことです


 
家族やたまたま会った友達には、
伝えましたが、
今月末1週間ほど欧州へ出張に行きます。

完全なお仕事です。
ですから、具体的にどうこう書くことはできないわけですが、
この機会がこれからの自分にとって、
大きなステップになることはたしか。

出張メンバーのなかで、
もちろんぼくが一番若手なわけで。

メンバー選出のときに言われたのは、

「次から小林がメインで今回みたいな案件を進められるように。
今回は、会社からの投資です。」

嬉しかったなぁ。投資してくれて。
信じてくれて嬉しかった。

まだまだ至らないところもたくさんある。
投資してくれたことに対して、
嬉しいと同時に、少しプレッシャーを感じたりもする。

でも。
少しでも力をつけて、
いつか会社のみんな、クライアントのみなさま、
そして周りの人たちにお返しできるように、
精一杯がんばってこようと思う。

20100111

『オオカミはブタを食べようと思った。』

 
公開からだいぶ経ってるみたいだけど、
何回観てもいい作品。

竹内泰人さんの『オオカミはブタを食べようと思った。』。


「オオカミとブタのコマ撮り写真を撮って、それを部屋に置いていく様子を再びコマ撮りに しました。2重コマ撮り。写真と部屋、2次元と3次元が織りなす、次元ハイブリッドコマドリエクスタシーー!!!!!! 」

だそうです。
かっこいいなぁ、頭の使い方が。
次元がハイブリッドコマドリエクスタシーでありながら、
ストーリーに程よいオチがついてる。
しかも、これまた次元ハイブリッドで。
 

20100106

明日に向かって跳ぶ。

 

1月4日朝日新聞、宝島社の企業広告。

ひと息ついて、「よし。」って言いたくなる。

まず未来を描こう。
ネガティヴシミュレーションをするのは、
ポジティヴに未来を描いてから。

それが企画の鉄則。

ぜひ一度読んでいただきたい広告全文はこちらからどうぞ
↓↓↓
宝島社の正月広告>>
 
 

20100104

モエイヅルPOP

なんかよくわかんないけど、
いっかい見に行きたい。


モリーノミヤマ 「モエイヅルPOP」
会期:2009年12月18日~2010年1月23日
会場:ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
東京都中央区日本橋3-2-9三晶ビル Tel 03-3275-1008


ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートのスタッフ、
森晃子と野見山佳恵による、アートを仕掛ける未来派プロデュース・ユニット「モリ-ノミヤマ」が始動します。エキセントリックでチャーミーな私たちは、ふたりのしたたかな美意識と自由な発想を融合し、世界中のアート畑にセンスとセンシティビティーの表現という名の種を蒔きます。初の企画展 「モエイヅルPOP」で、皆様を初見聞な日常世界へと誘いましょう。


http://www.g-sho.com/current/

大御所の現代美術ギャラリーもいいけど、
日本橋とかにあるギャラリーにも足を運びたい。

20100103

浅草寺で初詣

 

浅草寺で初詣、そしておみくじで大吉。

「凶が出ることで名高い浅草寺で大吉を引けたってことは、今年はほんとうに大吉なんだ」と思い込む。

川上 未映子『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
川上 未映子
講談社
売り上げランキング: 7347


川上未映子のことを思い出すと同時に、
頭のなかにぼんやりと、
町田康と、チャットモンチーのえっちゃんが思い浮かぶ。

なんでだろ?
上の本を読みながら考えたい。

この本が今年最初の買い物だった。

20100102

バーバパパのことを、

バーバパパのぬいぐるみを見て、
「あ、おばけ」と言う小さな男の子と、
それに対して、
「ちがうよ。バーバパパ。」と言う優しそうなお父さん。

バーバパパの生みの親は、
どっちの反応が嬉しいんだろ。