20171103

Nuwara Eliya ヌワラエリア@スリランカ

スリランカで紅茶の栽培が始まったのは、大英帝国の植民地だった19世紀。もともとスリランカではコーヒー栽培が盛んだったけれど、害虫被害で壊滅。そこで、すでに隣国の植民地インドでの紅茶栽培に成功していたイギリスは、当時の「セイロン島」、現在のスリランカへ紅茶栽培を持ち込み、見事に成功した。中学高校時代にバカみたいに毎日飲んでいたリプトンの創業者トーマス・リプトンは、このセイロン島での紅茶栽培で成功した1人。最初は紅茶の買い付けをしていたが、1890年代にこのセイロン島で紅茶栽培を始め、茶葉をティーパックにして販売するスタイルで、リプトンは世界的なブランドになった。

スリランカでは国中で紅茶が栽培されているが、中でも最も標高の高い産地が、「Nuwara Eliya(ヌワラエリア)」だ。高品質なヌワラエリアの紅茶は「セイロンティーのシャンパン」との異名を持つらしい。

9月のヌワラエリアは、部屋では暖房が欠かせないほど、さむかった。







20171019

東村アキコ『かくかくしかじか』



小学生のころ所属していた野球チームの監督は鬼監督で、練習はものすごく厳しかったし、泣いたら「男なのに泣くんじゃない!」と怒鳴られた。

小学6年生になり、いよいよ中学受験が近づいて、塾が忙しくなり野球を辞めることにした。

今だに覚えている。雨が降る夜だった。自宅から監督の自宅に電話して、「野球を辞めます」と伝えると、ただ「そうか・・・」とだけ言われた。翌週自宅に監督から電話がかかってきた。「今度試合があるから来ないか?」

自分勝手に辞めてしまって、色々指導してくれた監督やコーチに後ろめたい気持ちはあったけれど、中学受験を理由に辞めるという自分の格好悪さも自覚していて、結局その試合には行かなかった。

もうあれから20年近く経つけれど、ずっと後ろめたい。
でもそんな後ろめたい気持ちも抱えながら、自分が信じることを一生懸命やっていこう。
そんな気持ちにしてくれるマンガでした。

*マンガの内容は、野球ではありません笑

東村アキコ『かくかくしかじか』のテーマは、wikipediaから引用すると、
どうやって「美大に合格したか」、「漫画家になれたか」と、東村は、よく若い子に聞かれるが、絵を描くということは、ただ手を動かし「描くこと」、「どれだけ手を動かしたか」が全てだ。日高教室で同じものを何回も何十回も強制的に描かされた。それがよかったと思う。楽しくだけでない押しつけるような、きつい先生に出会うこともだいじだ。大学で描けなくなったのは、「何を描くか」、「自分の描きたいものは」と考えたからだ。根気のない子や頑張れない子、逃げで描く子は無理だ。絵を描くことに生活で一番集中してないと。しかし、口で言うと偉そうだし、若い子には伝わらないので漫画で表そうとした。若い子は、ある日何か降りてきて、いつかすっと描けるようになると思っている。それは違って、しんどいが想念の海の中から無理やり、何か掴んで引きずり降ろすしかない
という感じです。

雨の日にセンチメンタルな気持ちになりながら、読んでみると最高です。

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