『ビル・カニンガム&ニューヨーク』
『ビル・カニンガム&ニューヨーク』をみた。NYのストリートスナップをただひたすら撮り続けた男に迫るドキュメンタリー映画作品。好きなものに、ピュアであり続けるのは難しい。だからこそそれが出来る、ビルのような人に惹かれてしまう。いきいきと生活する人の魅力には、老けたシワも、ボロボロの服も関係ない。少年のように目を輝かせ、自転車で駆け回るビルの姿はとても清々しいから、それだけでもこの映画は面白い。
ただ、本作の色気は最後のシーンにあると思う。
監督がビルに投げかけた2つの質問。それまで饒舌に語っていたビルが言葉を詰まらせる。そう、ビルは少年じゃない。あぁ思い出したら泣けてきた…
好きなものを信じることの光と影を鮮やかに描き切った作品でした。おすすめ。
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