20091110

言葉の幹



松浦弥太郎が紹介している、写真家ロバート・フランクの言葉。
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まず、誰もが持っている、不思議なものや神秘的なものを見つける感覚、そして、それを感動する心を失わないように、自分を保つこと。次に、常に自分が何を見て、何を聴いて、何を考えて、何に感じ、何を語っていないのか。それを自分の写真のテーマにすればいい。で、それを静かに見つめながら前に進めばいい。
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とくに、「何を語っていないのか」の部分。
たしか吉本隆明は、「言葉の幹と根は、 沈黙である。」と言っていて、そうだとしたら、声に出たり文字に書ける言葉は、木の葉。

その「沈黙」の部分をどう表現するか(またはしないのか)は、人それぞれ。言葉が、どんな幹についているのかを見つめることは、とても大切なことのように思える。

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