20091231

2010年もっと。

 


「この世でいちばん哀しいのは、一度も語られることのなかった物語たちと一度として奏でられることのなかった音楽たちだ」

吉田篤弘『フィンガーボウルの話のつづき』に出てくる、
ゴンベン先生の言葉。

フジファブリックの志村正彦さんが亡くなった今、
この“哀しさ”をしみじみと感じる。

2010年も、もっとたくさん読んで、たくさん見て、たくさん聴こう。

2009年、ありがとうございました。

20091229

Maison Martin Margiela Atelier Artisanal

 
Maison Martin Margiela Atelier Artisanal



自分が着ているプロダクトに対して、
誇りが生まれるコンテンツ。
 

Elephant Carnival

 
コマ撮りかわいい。

Elephant Carnival


コンテンツはこちらから>>


コマ撮り、やってみようかな。

そういえばこのPVも。

Coldplay『Life in Technicolor ii』
http://www.youtube.com/watch?v=fXSovfzyx28

20091227

ZARA2010年インド進出

 

もうすぐ2010年。
ずいぶん前のプレスリリースになりますが、
ファストファッション界の切り込み隊長ZARAが、
2010年インドに進出です。
Inditex and Trent of the Tata Group agree to open stores in India beginning 2010
http://www.inditex.com/en/press/press_releases/extend/00000689


上の写真は、2007年インドへ旅行した際に、
寺院へ礼拝に訪れる人たちのサリーの美しさに惹かれて撮った1枚。

ZARAを皮切りに、
ファストファッションがインドに本格的に進出すれば、
インドのファッションもずいぶん変わって、
サリーを着る人も少しずつ減るのかなー
なんて、観光客目線で悲観的な想いを抱いたりします。

ちなみに2007年にインドへ行った際は、
ムンバイなどの都市部では女性のジーンズ姿がよく見られましたが、
コルカタやバナラシでは、サリー姿の女性がまだまだ多かった記憶があります。

いずれにしろ、カオスの国インドで、
ファストファッションがどのように展開していくのか見守りたいと思います。

納棺夫日記



 
今年の手帳を見返してたら、ちょうど1年前の今日の欄に、

青木新門『納棺夫日記』 

と書いてあった。

映画『おくりびと』のもとになった本。
今日は、のんびり本棚の整理でもしようと思っていたので、
平積みになってしまっている本たちの中から『納棺夫日記』を探し出して、
ぱらぱらとめくっていたら、こんな文章が。

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人の心なんて、他愛のないものである。
人を恨み、社会を恨み、自分の不遇を恨み、
すべてが他者の所為だと思っていた人間が、
己をまるごと認めてくれるものがこの世にあると分かっただけで生きていける。
そして、思想が一変する。

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『納棺夫日記』全体に流れている静謐さは、
ここに書かれている深い「安堵感」が支えている気がする。

年の瀬に色々振り返ってみてるときに、
サンドイッチのレタス程度につまみ読みしたら、
いい新年を迎えられそうな気がする本です。

納棺夫日記 (文春文庫)
青木 新門
文藝春秋
売り上げランキング: 4656

20091222

CHANEL n゜5

CHANEL n゜5


http://www.chaneln5.com/jp/

vogue.comに広告出てるのみて久しぶりにこのコンテンツのこと思い出したけど、
記憶の残り方が映画に似てる。

20091220

仕事論

 


十分高度な暇つぶしは、仕事と区別がつかない。

のであれば、それを仕事と認めてもらうためには、あなたの暇つぶしは十分高度でなければならないのだ。

何をもって十分高度とみなすか。

客としてのあなたが、今そこにいるあなた自身に仕事を頼むかどうかではないのか。

これは、就職活動におけるたった一つの冴えた質問でもある。

小飼弾ブログ「404 Blog Not Found」

『なぜ「「暇つぶし」のために働いていると言わないのが「普通」なのか』より抜粋

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なるほどねー

ま、「仕事とは・・・」とか言い出す前に、
もっとやるべきことやろ。

ひとり暮らし計画

 
ひとり暮らし始めたら、
たぶんこんなことになるんだろうなー


来年は今年より忙しくなりそうなので、
ちょっと本格的に会社近くへのひとり暮らしを考え始めた今日この頃。

AVU君シャツ

 
お友達のAVU君が、
おまかせオーダーメイドで、
シャツをパターンから引いて作ってくれました。



「コバヤシ君はかわいいシャツ着てるから合うかと思って」と。

AVU君らしい生地使いが、とてもすてきです。

黄色い缶バッジでも襟につけようかなー

20091217

Best of the 2000s

 
AdweekMedia: Best of the 2000s

http://www.bestofthe2000s.com/

Our picks, and yours, for the decade’s best
in the marketing, media and agency world

20091216

いったいどこだ?

 
Googleの検索ストーリーをつくろう。
前回のエントリに続いて、もうひとつ作りました。
「将来、Googleでこんなことができたらいいのに」という要望も込めています。

こちらからどうぞ↓
「いったいどこだ?」

20091213

かけっこ きらい

 
Googleの「さがそう」キャンペーンのCM。

宇宙飛行士になりたい男の子の検索ストーリーが可愛らしくて、
自分でもつくってみました。

テーマは、東京に住む小学生の運動会前日の気持ちです。
↓こちらからどうぞ。


もっとうまいことつくりたいなー

検索ワード5つ選んで、BGM決めるだけなので、
興味ある人はつくってみては?
http://www.youtube.com/sagasou

あといくつかつくってみよ。

ポジショニング戦略 メモ




・メーカーの思惑と消費者の心は大きくずれている。消費者は商品単位で考える。
・アトランタのコカコーラ関係者にとって、「コカコーラ」とは、企業、ブランド、組織、あるいは素晴らしい職場を意味する。だが、消費者にとってコカコーラといえば、褐色の甘い炭酸飲料以外の何ものでもない。「コカコーラという名の企業がつくった飲料」ではない。

聖地チベット展

  
チベットの仏像たちに会ってきました。

聖地チベット展@上野の森美術館



ぼくがインドに旅行しているのと同じ時期に、
チベットに旅行をしていた友達と。

展示品はひたすらマニアックで、チベット仏教漬けだったわけですが、
友達に、ポタラ宮のにおいだったり、チベットの街の話を教えてもらいながらだったので、
うまく脳内トリップできました。

それにしても、チベットの仏像は重心が後ろにあるものが多い。


 

20091212

さかいゆう

  
もし、車の中で流す1枚を選べと今言われたらこれ。
 
ストーリー
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さかいゆう
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あ、そのうち「1枚」なんて表現もなくなるか。
 

今日マチ子のセンネン画報

           

センネン画報
センネン画報
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今日 マチ子
太田出版


ふとした瞬間の「すくい方」と「はずし方」が心地よい。
本のもとになっているブログはこちら↓
今日マチ子のセンネン画報
http://juicyfruit.exblog.jp/


           

どんだけー

  
思わず、「どんだけー」と言ってしまいました笑

「インターンとしてソニー・エリクソンに入社したあなた。配属先の上司(先輩)を口説き落とすラブメールを書け!」
http://www.campuspark.net/s002/lovemail.html?utm_source=mail&utm_medium=091208
CampusPark


なんか文章がよくあるエロ系迷惑メールの雰囲気に似てる気がしなくもない。
逆に言えば、迷惑メールの文章を考えているのは、大学生とかなのかもしれない。

とか推測してみる。

誰か知ってたら、こっそり教えてください。

20091206

peace is the way.

セバスチャン・サルガド写真展「アフリカ 〜生きとし生けるものの未来へ〜」
@東京都写真美術館へ行ってきました。

この展覧会は、かつて経済学を専門としていたセバスチャン・サルガドの視点を通して「見捨てられた大陸」と呼ばれるアフリカの現状に迫るものです。サルガドが初めてアフリカを取材した1970年代から今日に至るまで、世界各国でアフリカの飢餓、砂漠化を救うべくキャンペーンが組まれ、さまざまな計画が実行されてきました。にもかかわらずその状況は一進一退を繰り返しています。度重なる紛争で、さらに悪化する環境を食い止める手段すら見つからない地域がある一方で、経済的発達が見込める都市では一時期、爆発的に経済が発展し、アフリカが保有する資源にも注目が集まっています。格差が広がるばかりのアフリカの現状をどのように理解し、関わっていくかが国際的に問われているのです。
作家は現在、自ら「最後の大プロジェクト」と語るシリーズ「GENESIS(ジェネシス/起源)」に取り組んでいます。このプロジェクトは世界各地、前人未踏の地までも取材し、作品発表だけでなく、教育や植林活動等を通して地球の恵みと人類の歴史を見直そうとするものです。本展覧会では、「ジェネシス」シリーズの最新作も含めた作品群100点を展示します。



白黒のコントラストが美しく、
粒子の粗さがアフリカの匂いを伝える。

アフリカの人々や大地が写された写真からは、
音だったり匂いだったりが聞こえてくるようで、
どきどきしてしまいました。

虐殺後の村の写真もあったりして、
思わず目をそむけたくなったけど、
過去の過ちとして受け止める以外に、道はないのかもしれません。

"There is no way to peace — peace is the way."


映画『ホテル・ルワンダ』を見直したくなりました。

20091204

Afghanistan Speech at West Point

オバマ米大統領は1日、米ニューヨーク州ウエストポイントの陸軍士官学校で演説し、新しいアフガニスタン戦略を発表した。その中で、アフガニスタンに3万人の増派を行い、2011年7月から撤退を開始する方針を示した。

要は、人員をがっと増やして、治安を安定させ、なるべく今の状況を打開するという戦略。

国連事務総長が追加増派を歓迎する声明を出したりと、
反応は様々ですが、やっぱりオバマの演説には言葉の後ろに気持ちが感じられて、素直に聴けますね。

以下、演説を抜粋。
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As President, I have signed a letter of condolence to the family of each American who gives their life in these wars.

私は合衆国大統領として、戦争で命を落とした兵士たちひとりひとりの家族に宛てたお悔やみの手紙にサインしてきました。

I have read the letters from the parents and spouses of those who deployed.

私は、召集された兵士の両親や配偶者から送られてきた手紙を読んでいます。

I have visited our courageous wounded warriors at Walter Reed.

私は、ウォルター・リード陸軍病院に収容された、勇気ある負傷兵たちを見舞ってきました。

I have travelled to Dover to meet the flag-draped caskets of 18 Americans returning home to their final resting place.

私は、ドーバー空軍基地に、国旗にくるまれ帰還した、アメリカ人兵士18人の棺を、出迎えました。

I see firsthand the terrible wages of war.

私は、戦争の悲惨な代償を、目の当たりにしてきました。

If I did not think that the security of the United States and the safety of the American people were at stake in Afghanistan, I would gladly order every single one of our troops home tomorrow.

私が、アフガニスタン情勢が及ぼす、アメリカという国家と国民の安全への重大な影響を考えなくてよいのなら、明日、すべての兵士の帰還命令をよろこんで発するでしょう。

So no - I do not make this decision lightly.

ですから、今回の決断を、私は、決して軽々しく行ったのではありません。



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決断は間違うことがある。いくら考えたとしても。
ただ、この決断がなるべく間違いでないことを祈りたい。

20091203

吉田修一『悪人』

「幸せになりたかった。ただそれだけを願っていた。」

吉田修一『悪人』

久しぶりに「睡眠時間を少し削ってでも読んでいたい」と思えた本。

まだ読了していないので、内容については書けないけれど、
人間というものの不器用さがもどかしく、ちょっと愛おしくも思えてくる。

小説を読みながら思い出していたのは、
たしかコピーライターの谷山雅計さんが書いた本の中に出てきた、
「あの人は100人いる」というフレーズ。

つまり、ぼくにとってあの人は友達であっても、
別の人にとって彼はときに息子であり、兄であり、
はたまたよくコーヒーを飲みにくる人であり、
たまたますれ違っただけの人でもある。

人は関係のなかに生きているのだから、
立場が違う人から見れば、「あの人」はあなたが思う「あの人」ではないということ。

人間の弱さに対して、忍耐強く向かいあえないと、
こんな小説は書けないと思います。

読み終わった時の自分の心情が楽しみ。

影響を受けざるを得ない本。

ライカM7 エルメスエディション

ライカM7に、エルメスの限定エディションが登場。


2003年に発売された「ライカMP エルメスエディション」の後継機となるこのモデルは、世界で200台のみの限定品。シルバークロームのフィルムカメラ「ライカM7」のボディに、エルメスならではの上質なカーフレザーを貼った仕上げ。柔らかな手触りのレザーは、上品な「エトゥープ」と鮮やかな「オレンジ」の2色で各カラー100台。
■ライカM7 エルメスエディション
発売日:12月中旬以降予定
取扱店舗:ライカ銀座店やライカ二子玉川店の直営店や、一部百貨店のライカコーナーなど
価格:140万円前後



どんだけ可愛いんだライカ。
これまでライカの可愛さは、あの赤くて丸いロゴがポイントだと思っていたんだけど、
もう「たたずまい」がライカなのかな。うまく言葉にできなくて悔しいけど。

それにしても高すぎる。